違和感を抱える2世・3世のあなたへ(霊友会2世)





はじめに

私は元宗教二世です。現在20歳で、大学進学を機に上京して一人暮らしをしています。生まれた時からつい最近まで「霊友会」に所属していました。正式に脱会の書類を送ったのはつい最近ですが、主に活動していたのは中学のときまででした。


宗教二世としてこれだけは言いたい、ということがあります。


霊友会はいわゆる「過激」宗教でないかもしれません。しかし、二世として生きてきた私は違和感・葛藤を抱えて生きてきました。そこで、こうした「過激」とも言いづらくかといって「普通」ではなかった微妙な立ち位置にある体験が何かの役に立たないかと思い立ち筆を執りました。


少なからず存在するであろう二世、三世の方に向けて体験を共有することが私のように孤独に苛まれる人間の支えになればと思っています。


会について

霊友会ではそれぞれが在家(一般人)として先祖を供養するという目的で成り立っている、互助組織に近い組織のようです。


もともと信仰していたのは母です。ここでは「導き」とよばれる勧誘が推奨されていました。私にとって救いだったのは母がこれを行わなかったことでした。表向きは強制ではなかったものの母が支部長の方に釘を刺されているのをよく目撃しました。

名目上の会費は月500円でした。しかし母は集金袋のメモを見た限り20人分に水増しした金額を払っていました。


日々の話

実家の居間には仏壇がありました。中学まで朝、母と仏壇の前に正座してお経をあげていました。内容を今なお諳んじられるくらいはっきり頭に染み付いています。


毎月日曜日に支部長さんの家に行きました。全員が集合すると南無妙法蓮華経と描かれたたすきをかけて数珠を携え、青経巻という経典を一冊唱えました。お経を唱える時間は嫌でした。難解なテキストを意味も分からず長時間読んでいるわけだから楽しいわけもありませんでした。


それが終わると輪になって座り、子供だけで青年部の冊子の中身を読むのも恒例でした。最近学校でどんな勉強を頑張っているかなどもみんなの前で発表したと思います。

二度、霊友会の合宿に参加しました。この時は疑問を抱いていなかったため嫌な思い出はありませんでした。(今考えると異様ではありましたが)


トラウマ

中学生のときある日、何かのきっかけで、私、お経を覚えてるよ、家で読んでるから、とつい友人に言ってしまったことがあります。友達は普通に接してくれたのですが、しばらくしてハッと気づきました。普通の中学生はお経を諳んじることはできません。親が宗教をやっていることがばれたらどうしよう、とそこで初めて不安でたまらなくなりました。私はその時にはとても相談する勇気を持てませんでしたし、そういった場所もありませんでした。


カウンセリングを受けて

進学した大学にはカウンセリング室がありました。ここを頼り、生まれて初めて誰にも言えなかった二世に関わる体験を語りました。カウンセリングは定期的に続けています。吐き出しきるまで頼っていきたいと考えています。

カウンセリングを受けてよかったことは、全くの他人であることから心理的な負担が小さく済んだことです。また、文字にできない葛藤を少しずつ言葉にしていったことで、つかみどころのなかったもやもやした感情が少しずつ晴れていっている、そんな実感があります。



最後に

もしかすると自分も宗教二世かもしれないと悩んでいる方へ、しんどい、と思っている方へ。


あなたは独りではありません。違和感を受け止めてくれる場所が必ずあります。


私の体験談が少しでも参考になりますように。





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